だれでも今まで生きてきた経験から先入観を持って物事を判断してしまいます
しかし、遺品整理をする場合は注意が必要です
あなたにとって価値がないものでも、他の人にとって見ればお宝です
一軒家にはだいたい10万円から20万円くらいの価値があるものが埋まっています
今回は「Jさん」の失敗談を見てみましょう
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どんな遺品整理でしたか?
父と母の2人暮らしでしたが、父が亡くなりました。
母だけでは、賃貸マンションの家賃負担が大きいため、同時に引っ越すことになり、約1ヶ月の間で遺品整理をすることとなりました。
2人暮らしだったため、そんなに荷物は無いだろうと思っていました。
また、私は3姉妹の末っ子で、皆結婚していたため大人だけで6人という十分な人手を確保できるので特に何も準備をしていませんでした。
いざ、遺品整理の日どりを皆で決めようとすると、それぞれの生活があるため、なかなか日が決まらず、結局、引っ越しの1週間前しか都合が合いませんでした。
皆で決めた約束の日の約束の時間を30分過ぎても私の家族以外誰も来ず、不安に思いながらも整理作業に入りました。気付けば約束の時間から2時間が過ぎても誰も来ないどころか連絡もありませんでした。
さすがにしびれを切らせて連絡すると長女一家とは連絡もつかず、次女一家は他県に旅行に行っていました。流石に頭にきたのですが、先に整理を始めた感じからすると私の家族だけでなんとかなりそうだと思ったので、特に強くは言いませんでした。
父の遺品は押し入れの中と一部の収納庫だけだと聞いていたのですが、とんでもない事が発覚したのです
遺品整理で一番大変だったこと
母から聞いていた遺品整理を終えたと思ってくつろいでいたのですが、母が急に「あ、そうだ」と言って、「屋根裏があるの忘れてた」と言い出したのです。
この屋根裏の整理がとても大変だったのです。古いサウナ機や、多数のトロフィー、大量の家族写真(アルバムにされていないのでバラバラ)、その他よくわからない物が大量に保管されていました。この賃貸に引っ越してきたのが約15年前だったので、当時60歳を越えていた父に運べるとは思えない重量でした。
母に尋ねると引っ越し業者の方に上げていただいたとのことでした。プロには簡単な作業でも、素人が不安定な足場で重量物を運搬することがどれ程危険で困難なことか身をもって経験しました。古いトロフィーの中には純銀でできたものも混じっており、単純に全て捨てれば良いというものではありませんでした。
大型の粗大ごみとして出す必要があるものも多数あったため、とにかく運搬とごみ出し作業が大変でした。たまたまコンテナにさえ入れていれば、いつごみを出しても良いマンションだったため、その点は非常に運が良かったとおもいました。
屋根裏の存在は父と母しか知らなかったとはいえ、事前にしっかりと調査しておけばこんなことにはならなかったのだと反省しました。
破棄する前に無料見積をお願いすれば良かった
今回、遺品整理をする中で、古いトロフィーの一部は銀でできており、母に整理を手伝ってくれたお礼だと言って貰えることになりました。
売却すると約8万円になりました。これでも満足していたのですが、後に父の知り合いに会ってショッキングな事実を聞かされました。
お父さんの遺品整理はした?と聞かれたので、トロフィーを換金した件を半ば自慢気に話したのですが、「え?それだけ?お父さんのことをよく知ってるけど、そんなもじゃないよ」と、言われました。
実は、遺品整理をしている時に置き時計やライターといった古めかしいものがたくさんあり
どれもごみだと判断して捨てたのですが
大きな間違いだったようです
後に調べてみると私がごみとして出したものは、総額約100万円もの価値があったのです。
時間がなくて焦っていたのが大きな原因なのですが、しっかりと調べてから廃棄するものか、売却する価値があるものかを判断するべきだったと自分の愚かさに落ち込みました。母には落ち込ませたくないのでこの事実は打ち明けられずにいます。
今後、旦那のご両親の遺品整理をする機会があれば、事前にしっかりと下調べをし、物の価値が分かってから廃棄するか否かを判断したいと思います。
この記事を書いた人

特に裕福な家庭で育ったわけではありませんが、父がバブルの恩恵を受けたことは言うまでもありません。
その時代に人から頂いたものは価値あるものが多いのだと思います。もしかしたら、私が若い頃におじさま方から頂いたものにお宝が眠っているかも知れません。
タケヤンの一言
