私は15年前から遺品整理の仕事をしています。今も年間60件ほど携わっています
- 遺品整理の傾向
- 自分で行う方法
- 業者に依頼するポイント
- トラブルを避ける方法
を紹介していきます!
特に
それとも業者にお願いするべき?
と悩んでる方に「自分で行う方法」と「業者に頼む方法」をご紹介していきます
メリット | デメリット | |
自分で行う | 確認しながら仕分けができる | 時間、労力がかかる |
業者に頼む | 1日で片付くこともある | お金がかかる |
それでは
まず遺品整理を理解するために
を詳しく見ていきましょう↓
パッと読むための目次
「遺品整理」って?
20年前は遺品整理という仕事は珍しかった
昔は身内の者が亡くなったら家族が片付けをしていました。20年前は遺品整理という仕事は珍しかったです
それが今はどうでしょうか?
「遺品整理」の需要が高まるにつれて業者の数も増えました。
「遺品整理の仕事」と聞いてすぐに理解できると思います
これは日本の構造的な問題があります
一番の問題は核家族化です
物を売るためにドンドン核家族化を推し進めてきました
そして悲しい事に「人と人との距離」が遠くなってしまいました
そのため「遺品整理」という職業が必要になり今日もどこかで遺品整理士が活躍しています
遺品整理をする理由はいろいろとあると思います
- 物屋敷
- 孤独死
- ゴミ屋敷
- 多頭飼い
- 夜逃げ物件
- 臭いがスゴイ部屋
など理由は人それぞれです
これから日本は団塊の世代が後期高齢者になります。政府は「大きな社会問題だから食い止めよう」と必死ですがどうなることやら…
業界内では2030年まで遺品整理の需要は右肩上がりだいわれています
現に当社の依頼件数は年々増えているのが現状です
この前ビックリしたんですが
50年前の料理本って普通に「6~7人用の分量」なんですよ!
今の料理本は2~3人用が主流です。6~7人用をつくるんだったらもう立派な「大家族」
なんだか時代の変化が読みとれた瞬間でした
遺品整理について「15年のベテラン遺品整理士が思う遺品整理とは?」でメチャクチャ熱く語ってます
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

基本的な家のタイプは3つ 気を付ける点が違ってきます
遺品整理では「一軒家」か「マンション、アパート」、「市営住宅」で大きく3つに分けられます
それぞれ注意する点が違います
詳しくはこちらの記事をごらんください↓

さてここからは
自分で遺品整理を行う方法をみていきましょう
遺品整理は片づけを始める前が大切
遺品整理では仕分け作業をする前にやる事がたくさんあります

現状を把握するために
まず下見をしましょう。どのように作業を進めていくのか確認しましょう
後でもめないために
関係者全員で集まって形見分けや方向性の話し合いをしましょう
スムーズに作業ができるように
「やることリスト」を作成して何が必要なのかを確認しましょう
日程が決まらないとスケジュールが決まらないので
まずゴール(作業終了日)を決めましょう。ゴールを決めると作業日程が決まってきます
道具がなくて作業中断を防ぐため
必要な道具は前もって準備しときましょう
その中でも遺品整理では「やることリスト」と「ゴールを決める」ことが大切です
遺品整理を始める前に「この二つ」をしっかりと作りこみましょう
これから行う遺品整理が成功するか失敗するかはこの二つにかかっているといっても過言ではありません
逆にいえば
この2つがないと余計な手間や時間が増えます

遺品整理の道具 絶対に必要な物は袋です
「これがなかったら作業ができないじゃん!」っていうくらい袋は必要です
私はいろいろな袋を使ってきましたが
90Lくらいの大きさがちょうど良かったです
45Lだと小さすぎて物がはいらない
90L以上だと物を入れすぎて袋が破けちゃいます
最終的に90Lの袋に落ち着きました
あと袋を購入するポイントとしては
物を入れても袋の外から少しでも把握できる袋を選ぶといいですよ
そして仕分けるコツは
当社では
黒色= 服だけを入れる
白色= ゴミを入れる
と決めて分別しています
なぜなら他のスタッフが見ても「服とゴミの区別」がつくためです
もし一種類の袋でしか分けていなかったら全部袋の口を開けて確認しなければいけません
服は資源なので無料で捨てることができます。ゴミと分けることで処分代金が安くなり一石二鳥です
他にも遺品整理で必要な道具を紹介しています。ぜひこちらをごらんください↓

遺品整理に役立つチェックリスト
遺品整理では決断と選択の連続です
ゴミの搬入方法
デジタル遺品の取扱
資源の持込時間や場所
業者に頼む際の注意事項
など注意する点や事前に把握しておけば避けられる失敗もあります
そこで
「こんなチェックリストがあったら喜ばれんるじゃないか?」という思いから3人の遺品整理士が集まって作成しました
無料で使えますのでぜひ使ってみてください↓

お金が出てくる場所は決まってきます
遺品整理をしていると珍しくありません
特に寝室は要注意です
人は人生の3分の1を寝て過ごしています。「自分の近くに置いときたい」という心理が働くので寝室で良く現金が発見されます
他によく現金が見つかりそうな場所はこちらをクリック↓

ウッカリ失敗してしまう「遺品整理あるある」
遺言書は勝手にあけてはいけません
冷静に判断できる時は問題ないですが、いざ引出の中からでてきたら開けてしまう方が多いです。もめる原因となりますので注意が必要です
遺品整理で良く忘れる6点をご紹介してします↓

ゴミは分ければ資源です!
仕分け作業にとりかかると膨大な遺品の量に圧倒される方が多いと思います

ゴミは分別をすれば無料で引き取りしてくれる所があります
代表的なのが段ボールや鉄です
「資源」は分別して持込をすれば買取してもらえます。また浜屋を利用すればかなりの種類の貿易商品を引き取りしてもらえます
詳しくはこちらをご覧ください↓

物の価値(価格)を調べる
今はなんでもネットで調べることができます
特に型番がある家電製品やオーディオ、カメラなどの中古相場は簡単にわかります
遺品整理で出てきた物をスマホで調べてみましょう
オークファンを使えば簡単に調べられます↓

写真をデジタル化する
遺品整理をしていると大量に写真がでてくることがあります
そんなお悩みでお困りではございませんか?
私がオススメしているのが「フォトスキャン」です
スマホで簡単に写真を取り込めます。捨てるかどうか迷っている人にオススメです↓

さて次は
遺品整理を業者にお願いする方法です
自分にあった業者を選びましょう
ただ家の中をカラッポにするのであれば
便利屋
遺品整理士
リサイクルショップ
どの業者にお願いしても片付けれます
しかし、それぞれの得意分野があります
このことを理解して選ばないと後で後悔するかもしれません
オススメの見積方法は3社に見積をとり「自分で相場を把握する」ことです
詳しくはこちらをご覧ください↓

遺品整理の相場
遺品整理にかかる費用は主に人件費と処分費が大きいです
良心的な業者はこの二つを減らす努力をして見積金額を出してくれます

遺品整理の料金を安くするテクニック
ただ
とお願いしてもなかなか安くなりません
そこで誰でもできるテクニックをご紹介します
コツは相手(業者)のメリットを考えることです。ちょっとしたことで料金やサービスが変わってきます
このテクニックは
引越や賃貸を決める時にも同様に使う事ができます。この機会に覚えて交渉上手になりましょう

遺品整理を安くするコツや交渉テクニックをご紹介しています↓

電話ではなくメールで効率良く見積を取る方法
営業電話が嫌な人もいるはずです
業者は相見積だとわかると何度も電話がかかってきます
そこで
メールで見積依頼をするコツを紹介しています
たった一文を添えるだけで電話がかかってこなくなります
もっと詳しく見る↓

悪徳業者の手口 だいたいパターンは決まっています
遺品整理で良くあるトラブルは
- 盗難
- 追加料金
- 不法投棄
- 買取価格の不正

遺品整理の失敗談 ~30人分の体験談
断トツで一番多い失敗は「自分で行うのではなく業者にお願いすれば良かった」です
どうしても遺品整理では単調な作業が続きます。それに慣れていないと無駄な作業が増えてしまい時間ばかり経ってしまいます
遺品整理の体験談 実際に片付けを行った30名のお話です↓
