遺品整理で業者にお願いする際は「見積書」がカギになります
そのため、良い業者を選ぶためには「2つの見積書」を比べる事が大切です
遺品整理は参入障壁がとても低いため他業種からの参入がとても多いです。
便利屋、ハウスクリーニング、引越屋、リサイクルショップ、産廃業者や解体業者など本業の傍ら遺品整理をしているケースが目立ってきています
業者が増えるにしたがってトラブルも年々増えているのが現状です↓

すべての業者が悪い業者というわけではございませんが、一部の悪徳業者のせいで業界全体のイメージが悪くなっているのも事実です

悪徳業者の手口は共通しているところがあります
・見積書がない
・料金があまりにも安い
・おおざっぱな見積料金
・キャンセルや追加料金の説明は口頭のみ
見積時に少し気を付けておけば悪徳業者を避けられます。この記事を最後まで読むことで悪徳業者の手口がわかり悪い業者を選ぶ確率がグンッとさがります
これから遺品整理業者にお願いしようとしてる方に少しでも参考になれば幸いです
パッと読むための目次
遺品整理では見積書が大切です
遺品整理では見積書が大切になってきます。見積書の有無でトラブルを回避することができるので出張見積を依頼した後に必ず見積書を作成してもらいましょう
しかし、ただ作成してもらうだけではいけません。
特に注意してもらいた点を3つほどあげました
・見積書がない
・追加料金について
・キャンセル料金について
この3つは必ずチェックしてください
一つずつ詳しく見ていきましょう
費用総額だけ伝えて見積書がない業者は要注意
見積書がない業者に作業依頼をしてはいけません。いくら料金が安くても見積書がない場合は依頼するのはやめましょう
・勝手に追加請求される
・高額請求されるケースがあります
・トラブルになったときの証拠にならない
見積書を作成してくれない業者には「依頼をしないこと」を強くお勧めします
見積書に追加費用が書かれているか確認
見積書には通常サービスに含まれていない項目があります
例えば
・家財移動
・特殊清掃
・人形供養
・金庫の処分
・仏具の処分
・エアコン工事
・倉庫の解体作業
・ハウスクリーニング
これらの項目はだいたい標準サービスには含まれていません。もし該当するようなことがあれば追加料金がかかってきます。
悪徳業者はこの追加料金にも目をつけてきます。通常の何倍もの作業料金を請求してくる事もありますので見積もり時に追加料金の有無を確認しましょう
キャンセル料金について書かれているか確認
一般的に作業当日のキャンセルはキャンセル料金がかかってきます
なぜならスタッフの人件費、トラック、交通費、備品などの経費がかかるためです。
作業前日までにキャンセルをした場合は料金がかからないことが多いですがこれは会社によって違ってきます。無料でキャンセルできるか確認をしましょう
悪徳業者の中には、契約後にキャンセルした場合はどんな理由でも「見積料金の全額」を負担してもらう会社もありますので注意が必要です
気持ちが揺らいでいる時は注意が必要です
普段の冷静な時に見積を取る場合と遺品整理で身内がなくなりすぐに退去しなければいけない場合では冷静な判断ができなくなっています
特に
・女性
・高齢者
・一人での見積立ち合い
は注意が必要です
冷静な判断ができない状態で口約束してしいまうと業者の思うつぼです
祖父母などの遺品整理ではお孫さんが遺品整理をすることも増えてきています。
骨董や茶道具などが出てくることがありますがここでも注意が必要です。
自分に興味がないものはガラクタに見えてしまい価値がないように扱いますが、他の人がみれば何十万も払っても良い品物があります。
特に骨董品や茶道具、刀剣、着物、カメラ
悪徳業者は「あなたの無知」を利用してゴミとして持って帰り自分の利益にします
見積書を比べてみましょう
できれば3社に見積をとりましょう。
そして実際に見積した見積書を比べてみましょう
「家財一式」「2階部分」「買取商品一式」
など量が多いのであれば問題ありません
「スタッフ人数」「トラック何台」
など業者によって大きく違う部分があると思います
・2t車2台で十分なのに「2t車5台」と余分に請求
・「スタッフ5名」なのに作業員が3名で残りは外注の産廃運転手
作業員スタッフと産廃業者の運転手の違いは一般の方は良く分からないと思いますが、ゴミの収集運搬する車は必ずトラックに許可番号と会社名が入っています。
作業中にトラックを確認することでスタッフの水増しが分ります
あまりに安い見積書は注意が必要です
遺品整理をしていると買取商品や海外貿易商品を増やしてなるべく処分費用を抑えようとどこの会社も頑張っています
しかし遺品を最終的に処分する際は市区町村ごとに値段が決まっています
その料金を超えて値引きするのは不可能です。もしそれを可能にするには不法投棄をするしかありません。
不法投棄が見つかれば業者だけでなく依頼したお客さんにも罪がかかってくる場合があるので注意が必要です
作業中におかしいと思ったら見積書を確認しましょう
作業中におかしいと思ったら見積書を確認しましょう
例えば
・追加料金が発生した
・作業スタッフの人数が見積書と違う
・トラックの台数が水増しされている
・共同スペースの養生が十分ではない
・作業中に近隣とのトラブルが発生した
こんな場合は見積書をもって現場担当者と話し合いをしましょう
この話し合いは書面のやり取りではなく口頭でのやり取りになります。
後から「言った、言っていない」の口論を防ぐにはスマホを利用すれば簡単にできます↓
トラブルの対処方法
今はほとんどの方がスマホを持っています。このスマホを上手に利用しましょう
無料アプリを使えば通話や会話を簡単に録音できます。
見積時、作業時、立ち合い時、トラブルが起こったときにスマホは活躍してくれます
できるだけ状況証拠を集めておくことが大切です
・領収書
・作業状況
・見積書やチラシ
・現場責任者の名前
・スタッフ同士の会話
・車のナンバープレート
などを控えておきましょう
悪徳業者は適正に処分していないでしょうから叩けばボロがでます
例えば、もしゴミの収集運搬や移動を許可車両で行っていない場合は違法です。
古物免許を持っていないのに買取したら違法になります
消費者センターや警察に連絡するにも証拠がなければ対応できません。泣き寝入りするしかなくなります
「これはトラブルに巻き込まれているかも」と思ったらその場で抵抗するのではなく気づかれないように証拠集めをしておきましょう
良い業者を選ぶには?
できれば良い業者を選ぶようにしましょう
1社だけで決めてしまうと比較することができません。オススメは3社に見積をとると大体の相場やスタッフの雰囲気が把握できます↓

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