今回は総務省行政評価局が発行している
「遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査報告書」を読んでみました
この報告書は図書館でも見る事ができますし
PDFでも見ることができます
PDFはこちらをクリック
国が製作してくれたので信頼できます
原文はちょっと硬い文章になっているので「知っておくべきポイント」をまとめました
この記事を遺品整理業者に依頼する前に読めばトラブル回避にもなります
この資料から
「これから遺品整理をする方」に伝えたい事は4つです
① 遺品整理業は副業 本業は別
② いまだに見積書を発行しない会社がある
③ 料金相場は10万円から40万円
④ 立会拒否する業者は悪徳業者かも
毎日のように遺品と向き合っている
遺品整理士が詳しく解説していきます
パッと読むための目次
1つじゃない 7つに分かれる遺品整理業者
この総務省が発行している資料によると
遺品整理業者は2011年ごろから急に増えています

そして大事なことが
実は本業で遺品整理だけを行っている会社は少ないんです
ゴミ処理業者や
引っ越し業者などがどんどん参入してきています

なかでも産廃業者が一番多いのがわかります
理由は簡単です
本業で使うトラックやスタッフは
すでにいるので後は集客をするだけだからです。初めの設備投資がいりません
【7つの業者の強みと弱み】
強み | 弱み | |
産廃業者 | なんでも処分できる | 料金が高い |
ハウスクリーニング | 清掃のスペシャリスト | 搬出や買取が弱い |
貨物運搬業 | 光る引越の技術 どんなものも搬出可能 | 買取が弱い |
建設業 | 家の解体ま任せられる | 買取が弱い |
冠婚葬祭業 | 葬式後に依頼しやすい | 料金が高い |
便利屋 | 融通が利く | トラブルが多い |
リサイクルショップ | 買取が強い | ハウスクリーニング、解体に弱い |
オススメの業者の選び方は3社に見積を取ることです↓

遺品整理は免許がなくてもできる けど…
遺品整理を行うにあたり免許があった方が有利な場合があります
古物商 | 遺品の買取、売却ができる |
一般廃棄物収集運搬 | 廃棄物を収集運搬することができる |
しかしこの免許をもたずに事業を運営しているところがあるのも事実です
データーを取得した69社のうち3社は両方の免許をもっていません

免許をもたずに運営すると、代行しなければいけません
作業料金は10万円から40万円が多い

これは当社のとっているデータと比べても同じくらいです
事業者は依頼者の事情(弱み)を知っている
調査からわかる事は2つです
別居が多い
遠方であり体力的に困難
業者に頼む理由は
日常の活動を犠牲にしてまで、遺品整理の作業はできないという事情があります
この消費者のニーズ(弱み?)を
上手に狙っているのが悪徳業者です
なので作業の立会を強く拒否する業者は要注意です
作業時の立会を拒否する業者 悪徳業者かも
作業時の立会を拒否する業者は悪徳業者かもしれません
作業立会されるとズルができないからです
この動画を見ると
作業当日に立ち会う必要がわかります↓
いまだに見積書の作成しない業者もいる
このレポートをみて一番ビックリしたのが
いまだに見積書を作成しない業者がいるということです
これは「トラブルが起こってもきちんと対応しません」といっているのと同じことです
オススメの業者の選び方は3社に見積を取ることです↓

【遺品整理の手順】
自分で行う
【ステップ1】まずは現状把握
┗ トラブル回避のため全員で下見をしよう
【ステップ2】やる事リスト
┗ 無駄な作業を減らすためやる事リストを作成しよう
【ステップ3】スケジュールを作成
┗ 「いつまでに片付ける」を決めると日程が組みやすい
【ステップ4】片付ける
┗ 片づけにも優先順位があります
【ステップ5】ゴミの出し方
┗ 少しの手間で処分料金は安くなります
業者に頼む
【ステップ1】業者の得意分野を知る
┗ 1社即決は絶対ダメ!比べる事で業者の違いがわかります
【ステップ2】3社見積をオススメ
┗ ポイントは他業種を含める事です
【ステップ3】査定時にみるポイント
┗ 金額だけで判断しない
【ステップ4】比較検討する
┗ 最終的な決定は自分で判断しましょう