こう思って片づけ始めたけど、いつまでたっても終わらない…
遺品整理を引越と比べると
「遺品の量」によっては2倍、時には3倍も大変なこともあります
でも安心してください
遺品整理は人生で何回も経験をすることがないので
ほとんどの方が「正しい方法」を知らないだけです
自分で行う手順はこちら↓

たまに勘違いされている方がいますが
「見積を取ったら絶対にそこに依頼しないといけない」と思っている方がいます
そんな事はありません
見積時の現状での料金を提示してもらい、アドバイスをもらい自分達でできる片づけを行ったうえで再度見積をとれば無理なく遺品整理ができます
遺品整理業者に見積をとれば
いろいろなアドバイスがもらえます
例えば
- 作業手順
- 搬出手順
- 貴重品の探索
- ゴミの搬出先
- 仕分けの方法
- 写真の保存方法
- 人形、仏壇の処分
- 家電リサイクル商品
- 価値があるものの買取
- デジタルデータの取扱
地域によって最適な処分方法が違ってきます
地元の業者に聞いてみましょう
>>>【初めての方必見】遺品整理業者へ依頼するまでに重要なポイントを完全網羅
今回の失敗談は「グランマ」さんのお話です
もっと早く業者からアドバイスをもらっていれば、たいへんな思いをしなくてすんだのかもしれません



どんな遺品整理でしたか?
一人暮らしが長かった祖母の遺品整理をしました。一軒家だったのでとにかく物が多くて苦労しました。
まず第一に食器やカトラリー、鍋、台所用品が目につきました。使えないことはないのですが自分の家には当然ながら一揃いあるため、もらい受けることはできません。
第二に着物を含めた衣類が多かったです。着物は背が低い人だったので、もらっても着ることができません。洋服もサイズが合わないため無理です。買うのが大好きだったため驚くような量がありました。
第三に冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの家電です。使えますが、引き取り手がありません。
第四に箪笥や食器棚、こたつなどかさばるものがたくさんありました。お仏壇も大きいものと小さいものと2つもありました。いつも亡くなったおじいちゃんを思って拝んでいた大切なものです。
第五にシーツやバスタオルなどの贈答品もたくさんありました。なんでも「もったいない」と言って使わなかったため、ものすごい量のものが存在し、残念ながら古くなり過ぎて変色していました。
人が生きていくためには、たくさんの物が必要なのだと改めて気付かされました。限られた時間の中で、全部を処分してしまうのは難しいと痛感しました。
自分達で行ったか?それとも業者にお願いしたか?
自分達で行いました。最初は同居の叔母、従兄、従兄のお嫁さん、祖母と同居していた叔母、私の5人くらいで作業しましたが、それぞれ忙しいので、一人抜け二人抜けして、最後は私と叔母の2人で行いました。
かかった日数は2週間くらいです。遺品を市のごみ収集の分別に従って、ひたすらごみ袋に詰めて庭に並べていきました。
100以上はあったと思います。
そして燃えるゴミ、燃えないゴミの収集日に収集場所に運びました。
小さな棚などはのこぎりで切ったらよかったのですが、残念ながらなかったので、袋詰めはあきらめました。専用の不用品のシールを買いに行って、貼ってから運び出しました。大きな家電や箪笥などは知り合いの何でも屋さんに頼んで処分してもらいました。5万円ほど掛かりました。
実際に自分達で遺品整理を行って、全部を自分たちで行うのは無理と感じました。
遺品整理で一番大変だったこと
大好きだった祖母で、私も私の子ども2人もとてもお世話になっていました。
祖母の家に入ったときは何に手を付けたらよいのか、途方に暮れました。祖母が描いた絵や指輪を形見としてもらいました。何をするにも涙があふれてきて困りました。
特にアルバムは思い出がたくさん詰まっていたので、何枚かは取り分けましたが、全部保管するのは無理で、泣く泣くごみ袋に入れ、処分しました。
遺品整理が機械的にできるようになったのは、何日も経ってからでした。とにかく量が多かったことから、最後はもはや片付けるというよりも処分するようになってしまいました。
処分の為に分別し、袋詰めして、指定日にごみ収集場所に出しに行くことを繰り返しました。ゴミ袋が100以上あったことから、何日間も何十回も往復しなければならず、身体が悲鳴を上げるくらい頑張りました。
あまりたくさんのゴミ袋をいっぺんに出すと収集する人から怒られたので、結局2週間くらい掛かりました。交通費、昼食代は自分の手出しなので、それも結構堪えました。
それでも叔母1人ではできることではないと思って、必死で毎日通いました。冷蔵庫や洗濯機、箪笥、食器棚、ベッドなどは自分たちでは処分できないため、何でも屋さんを呼ぶことになりました。

今回の遺品整理で失敗したこと
遺品整理はいずれは誰しもしなければならないということを、もっと早く知っておくべきでした。祖母が生きている間から一緒にもっと片付けていたら、こんなに大変ではなかったのではないかと思います。
祖母が一番可愛がってもらってくれた私がその役割をすべきでした。
遺品整理の初めに来た親戚は、家の権利書や高価な品を見つけ出すとすぐに持って帰っていきました。
この人たちにもっと遺品整理に参加してもらっていたらもっと短い期間で終えることができたと思います。
大型家電や家具は最終的には業者さんを呼ぶことになりました。
今思えば、もっと早い段階で業者さんに依頼していた方がよかったと思います。今回は焦って行ったため、使えるものも処分した可能性があります。
不用品業者に使える物も引き取ってもらうことも可能だったかもしれません。次回があるとしたら、最初に大切な物を確保し、ある程度整理をしてからすぐに遺品整理の業者さんを呼んで、手早く片付けてもらおうと思います



この記事を書いた人
現在保育士をする傍ら、孫育てをしている「グランマ」です。遺品整理は祖母に始まり、その後、母、主人の両親、主人の分と計4回も携わることになりました。今後は必ず自分の番も回ってくるので、断捨離に努めてせめて残された人たちを困らせたくないと考えています。
タケヤンの一言
