遺品整理という仕事が認知されてきたのは10年くらい前からだと思います
遺品整理を題材とした映画「アントキノイノチ」の上映後に遺品整理業者が一気に増えました
遺品整理業は他の仕事と比べると
まだまだ歴史が浅くすべての方に認知されていません
今回のお話は遺品整理業者の存在を知らなかった「くま子」さんの体験談です
上手に業者を使うことができたら、同じ結果にならなかったと思います
現在、遺品整理業者は3000社以上あるといわれています
残された遺族のために片付けを行っている業者がほとんどですが、中には相場以上の料金を請求してくる心無い業者もいる事も事実です
良い業者を選ぶには、見積の段階で悪徳業者を選ばない事が重要になってきます↓
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どんな遺品整理でしたか?
義父が亡くなった時
義母はショックを受けて動けない状況でした
泣いてばかりでぼーっとしていて
このままではいけないと心配でした
それでも沢山処分をしなければならないものがありました。
私は義父が使っていた下着や病院で使っていた様々なもの、出来るだけ捨てられるものは捨てましたが、それでも沢山あったと思います
あのとき、義母はしばらく、大好きな父が使っていたものを捨てられずにいました
義父はもういないと認めたくなかったのでしょう
まだ生きていること実感したかったのでしょう
しばらくごみの山の中で暮らしていたのかと思うと、お金がかかっても遺品整理の会社に依頼をすればよかったと思いました
本当に義母は義父一筋の生活を送っていて、何をどうしたらよいのかパニックになっていたのです
私は同居していなかったので手伝いはなかなか出来ませんでした。今思えば、しばらくの間義父が使っていたものを見ながら泣きながら生活をしていたのかと思うと胸が痛みます
一日も早く遺品を整理しなければいけない中、たった一人で過ごされていたかと思うとさぞ辛かったのではないかと思ってなりません
自分達で行ったか?それとも業者にお願いしたか?
ほとんど義母一人でやりました。二人の息子は別居してますし、うち、一人は仲が悪いのでほとんど義母一人でやりました
毎日少しずつ片づけたそうです。それでも一人でやるのは大変な作業だったと思います。週に一度主人が通って手伝っておりました
重いものなどは主人が運んだと思います。自分たちでやるべきことは遺品が「いるかいらないか」を判断することです
これが良かったんだと思います
ただ、落ち込んで考える力がない時は無理をしないように言いました。
遺品整理で一番大変だったこと
もう使わないものなのに
捨てられないものを処分するのにふんぎりをつける事が大変でした
例えば大切な辞典、百科事典、文学全集、未使用の靴など、これらは形見でもあるのですが、もう見ないし読みません
ですが踏ん切りをつけるまでに
気持ちを切り替える事が一番大変でした
高齢の母のことを思うと
出来るだけ処分をしておかないと
残された母が迷惑してしまいます
出来るだけ貴重な遺品は身内に分配し、使わないものは処分する
このルールを理解するまでにかなり時間がかかりました
気持ちが落ち込んでる母には、通常の判断力がないので第3者に協力を依頼するほかないと思います
共倒れにならないように見守りつつ、遺品も守りつつ、とにかく残された母が元気でいられるようにサポートすることが一番大変です。特に夫の羽の下だけで生きてきた方は本当に大変です
気持ちの切り替えをお手伝いできるように見守るしかありませんでした。親がなくなることの大変さを身をもって感じました
今回の遺品整理で失敗したこと
遺品整理をすることで遺品整理をしてくれる会社があることを知りませんでした。
あの時は慌ただしく
ただ、片付けることに集中してました
亡くなった父の遺品を見ながら
泣いていた母のことを考えるだけで胸が痛みました
母は父が亡くなったことを認めたくなくて、なかなか元気になってくれませんでした
どうすることもできなくて見守ることしかできませんでしたが、今思えば遺品整理ををする会社を知っていれば母に紹介出来たなあと思ってなりません。
結婚してから、父の羽の下だけで生きてきた母、なんでも父のいうことを聞いてきた母、なんとか元気になって生きていってほしいと願ってなりません
この記事を書いた人
ペンネーム くま子 年齢48歳 女性 東京都町田市在住
一人暮らしの主人の母をいつも心配している人間です。
遺品整理の会社を知ってとても感動しております。これからもし、身内に不幸が起きたらぜひ
使わせていただこうかと思います。
タケヤンの一言
